有翼ロケット実験機WIRES#014-3A「gaaboo(ガーブー)号」 飛行実験延期の理由及び今後のスケジュール

東京理科大学発ベンチャー企業である株式会社SPACE WALKER(本社:東京都港区、代表取締役CEO:眞鍋顕秀)は、東京理科大学宇宙システム研究室及び、九州工業大学宇宙クラブと合同で、有翼ロケット実験機WIRES※1#014-3A「gaaboo号」(以下、gaaboo号という)の飛行実験を12月16日(月)に北九州国定公園平尾台において試みましたが、点火用のイグナイターの不具合によりエンジンを始動することができず、飛行実験の延期を決定致しました。不具合の原因及び今後のスケジュールについて下記の通りご案内申し上げます。

※1 WIRES:WInged REusable Sounding rocketの頭文字を取った再使用型有翼ロケット実験機の名称

1.不具合の原因
gaaboo号は、推進装置として燃料であるプラスチック(固体)を酸化剤である亜酸化窒素(液体)で燃焼させるハイブリットエンジンを用いています。そのエンジンの点火用のイグナイターに火薬を用いており、全機燃焼試験では問題が無かったものの、今回の飛行実験では燃料を燃焼させるには着火力が足りなかったことが判明しました。
日没が迫っていたこともあり、イグナイターを改良することが時間的に難しいと判断したため、再度の飛行実験の試みを断念し、延期を決定致しました。

2.今後の打ち上げスケジュール
イグナイターの点火力を改良する時間的猶予が必要であり、予備日として設定しておりました12月19日(木)の打ち上げは、実施致しません。また、予備日である12月26日(木)に打ち上げを実施するか否かについては、12月20日(金)の午後には判断をし、皆様にご案内させて頂きます。

 

■お問い合わせ先■
株式会社SPACE WALKER
管理本部 稲越 / 本間
TEL: 03-6435-7359 / 090-5191-5404(稲越携帯)
Mail: pr@space-walker.co.jp